男性なら何度か体験しているでしょう。
ペニスの皮が切れることは誰にでも起こることです。
ペニスの皮が切れると、地味にじわじわと痛むので、いろんなことに集中できなくなります。
痒みを伴うこともあり、非常にストレスが溜まってしまいます。
そんなときにふと目に入るのがオロナイン軟膏です。
オロナイン軟膏はやけどの際や、あかぎれの際、他にはニキビを治す際にも用いられる一般市販薬です。
ペニスの皮が切れた、という傷にも、オロナイン軟膏を塗るとなんとなく早く治りそうな気がします。
しかし実際のところはどうなのでしょうか。
ペニスの皮が切れたところにオロナイン軟膏を塗ることは、治癒に効果的かどうかをお教えします。
この記事に書いてあること♡
チンコの切り傷ができる5つの原因
ペニスの皮が切れる原因は一つではありません。
菌の炎症・外傷など、さまざまな原因で切れてしまいます。
原因によって傷口が異なりますし、その種類によって治し方も異なります。
オロナイン軟膏を塗ることが効果的かどうかを知るためには、ペニスの皮が切れる原因を知っておくことが必要です。
まずはペニスの皮が切れる原因を知っていきましょう。
包茎による包皮への負担
ペニスの皮が切れる原因として最も多いのは、包茎によってペニスの皮に負担がかかってしまう場合です。
包茎は、ペニスの皮が亀頭を包むように余ってしまう状態を言いますが、この余っている部分は決して均等ではありません。
裏側にたるみがあったり、あるいは突っ張ったりしている状態が普通です。
この余っている部分や突っ張ってしまっている部分が、勃起や激しい運動による負担で傷ついてしまうことがあります。
この場合の皮の切れ方は横一線に切れることがほとんどです。
切れるというよりは横に筋状に炎症を起こしてしまっている場合もありますので、注意深く見ることが必要です。
切れていても、炎症していてもヒリヒリと痛み、オナニーやセックスに支障をきたします。
乾燥によるあかぎれ
ペニスはほとんどはパンツの中にありますから、湿ることはあっても乾燥することは多くありません。
しかし、人や室内の状態によっては、ペニスが非常に乾燥しやすいという人もいます。
乾燥によって包皮がぱさぱさになってしまい、痒く感じます。
そこで掻いてしまうと、線上に切れたような傷が出来てしまう場合がありますし、乾燥部位の皮が剥がれてしまいます。
ヒリヒリと痛みますが、痒みを伴うため、中々放っておくことができずにボリボリと掻いてしまいます。
あまり掻かないことが大切です。
糖尿病などの疾患
糖尿病に罹患した際も同じように切れてしまう場合があります。
しかし糖尿病の際は、横に切れるよりも縦に切れてしまう場合が多いようです。
縦に切れた傷は、ほおっておくと硬直、亀頭と癒着してしまい、排尿障害などに発展する恐れがあります。
ペニスの皮が縦に切れた場合、あるいはそのような傷がある場合はすぐに病院で診てもらいましょう。
細菌感染などのより炎症
性感染症などにより感染でも、ペニスの皮が切れることがあります。
こちらも切れるというよりも線上に炎症を起こすような感じです。あるいは、糖尿病による場合と同じく縦に切れる場合もあります。
特に包茎の人の場合は、皮と皮の間の汗で湿ってしまうところや、皮に包まれた状態のカリ部分は、不衛生になりやすく、細菌が繁殖しやすくなってしまいます。
細菌が繁殖すると、痒みを伴う場合が多いため、切れた部分を掻いてしまい、爛れたりする場合があります。
細菌ではなくウィルスの場合もあるので、泌尿器科による診断が必要です。
ウィルスと細菌では根本的に治療方法が異なりますが、素人では判断できません。
病院でキチンと検査をして判断できるので、必ず受診するようにしましょう。
外傷によるもの
他には外傷によって切れる場合があります。
自分の爪で傷をつけてしまったり、フェラチオをしてもらっている最中に切れてしまうこともあります。
オナホールの中にゴミくずが入っていて、切れてしまったという話もあります。
この場合は、炎症ではなく、皮が鋭利なもので切れたような傷がほとんどです。
ヒリヒリと痛むので、とても不快に感じます。
外傷の場合は、傷口から判断しやすいほか、切ってしまったときに気づきやすく、自己診断が容易です。
これらのようにペニスの皮が切れてしまうことは少なくありません。
そして原因によって、切り傷なのか、炎症なのかが異なります。
一概に切れるといってもこれだけ違いがあるので、まずは自分のペニスをよく見てください。
チンコの切り傷にオロナイン軟膏は効果なし？
これらの傷にオロナイン軟膏は効果があるのでしょうか。
そもそもオロナイン軟膏の効能が、どのようなものかを知らなければなりません。
まずはオロナインの効能を見ていきます。
オロナイン軟膏の効能
大塚製薬のホームページによりますと、オロナイン軟膏は
- ひび、あかぎれ、しもやけ
- きりきず、すりきず
- にきび
- かるいやけど
- 水虫
に効能があると書かれています。
一般に肌に塗るものなので、ペニスの皮に使用してもよさそうに思えます。
しかし、使用上の注意に、湿疹（ただれ・かぶれ）には使用しないようにと書かれているので、爛れている部分にはNGのようです。
同様にアレルギー症状が出た場合も使用できないので、軽く塗ったあとに塗った部分をよく見ておいてください。
オロナイン軟膏の成分
オロナイン軟膏の有効成分は「クロルヘキシジングルコン酸塩液」です。
これは手術の際の消毒などに使われる消毒効果を持った成分です。
つまりオロナイン軟膏は、患部に塗ることで、消毒・殺菌効果をもたらし、治癒を速める薬ということです。
オロナインは乾燥したペニスには効果的！
オロナイン軟膏は殺菌・消毒成分を含んでいます。
殺菌・消毒ですので、オロナイン軟膏には、繁殖した菌を殺菌する効果があります。
ペニスの皮の傷の場合は、それが外傷による切り傷や、皮のたるみの負担による炎症だった場合はオロナイン軟膏は効果を示すでしょう。
どちらも菌の繁殖が傷の原因となっているので、殺菌すればそれ以上ひどいことにはなりません。
とにかく菌が原因として考えられるときはオロナイン軟膏を塗れば、繁殖した菌を殺菌、あるいはこれから増えるであろう菌を抑制してくれるます。
ただし、現在の傷が菌による炎症なのかどうか、というところは個人での判断が非常に難しいところです。
乾燥による傷に関してもオロナイン軟膏は効果的です。
オロナインは軟膏ですから、保湿効果もあります。
乾燥して白っぽくなったペニスもオロナイン軟膏を使って保湿すれば改善できます。
他に、自分に心当たりのある外傷の場合は、オロナイン軟膏で問題ありません。
ですが、ペニスの皮が切れた原因を特定できない場合は、泌尿器科に診察してもらったほうがよいでしょう。
オロナイン軟膏を使わないほうが良い場合は？
オロナイン軟膏は、殺菌消毒成分を含んでいますが、あくまで殺菌予防効果しかありません。
細菌とウィルスは全く別の存在です。
ペニスの皮が切れる原因が菌ではなくウィルスで合った場合にはオロナイン軟膏は効果を示しません。
ウィルスと菌は別の存在ですから、ウィルスに関しては確実に診察・通院が必要です。
例えば、性病の代表ともいえるヘルペスに関してはウィルスですので、ヘルペスウィルスが原因である場合はオロナイン軟膏は効果がありません。
さらにペニスは非常に敏感な器官です。
特に亀頭は繊細な部位であり、オロナイン軟膏が触れることによって荒れてしまう人もいます。
オロナイン軟膏を使用する場合は、ペニスに変化がないかよく確認しておくべきです。
オロナイン軟膏は非常に万能な薬です。
まとめ
ペニスの皮が切れる、ということは決して一大事ではありません。
男性ならだれでも経験するでしょうし、さほどひどくないという場合がほとんどです。
オロナイン軟膏の使用程度で治る傷も多くあります。
しかしそうでない場合もある、ということも知っておかなければなりません。
ペニスの皮が切れることによって重篤な病気が見つかることもあります。
最初期の気になった段階でオロナイン軟膏を使ってみるのは構いませんが、様子がおかしい場合は診察してもらうようにしてください。